ファッションライターのsumire(@_sumirey__)です。
せっかくおしゃれに興味を持ち始めたのに、ファッション用語がたくさんありすぎて雑誌やネット記事を読んでもイマイチ意味がわからないという方も多いのではないでしょうか?
でも当たり前に使われ始めているファッション用語は、今更周りに聞きにくいですよね……。
だからといって、何となくで使っていると実は意味を間違えているかも。
そこで今回は、知っているつもりで実は間違えやすい「抜け感」というファッション用語について徹底解説していきます。
よく間違われる「こなれ感」との違いや、簡単な抜け感の出し方についてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
抜け感とは?言葉の意味から解説

抜け感とは、全身をカチッと隙のない着こなしでまとめるのではなく、程よく着崩してコーデに軽さを与えることです。
簡単に例えると、キレイめのシャツの襟を抜いて着たり、ざっくりVネックでデコルテラインを肌見せしたりするテクニックなどを取り入れた着こなしが抜け感のあるコーデと言えます。
よく雑誌やSNSを見ていても登場する言葉ですが、実はあまり意味が分かっていなかったという方は、ぜひこれを機に覚えてみてください♡
抜け感の効果とは?得られるメリットを解説

抜け感を出すことって、今ではおしゃれなコーデを作るうえでは基本中の基本!
抜け感を作るとたくさんのメリットが得られるので、おしゃれ上級者さんたちはすでに自分のものにしている人が多いんです。
でも抜け感を出したら、どんな効果が得られるのかわからないという人も多いはず……!
そこで、具体的に抜け感を出すことでどんなメリットがあるのか大きく分けて3つのポイントをご紹介してみたいと思います。
抜け感のメリット1.旬のリラックス感・エフォートレス感を簡単に演出
ここ最近、リラックス感のある着こなしや頑張りすぎていないエフォートレスなファッションが季節問わず大人気♪
アラサー以上の大人女子なら特に、コンサバすぎない肩の力を抜いたようなファッションに注目が集まっています。
そんなリラックスコーデに欠かせないテクニックが「抜け感」!
程よく肌見せをしたり、襟を抜いたりとカチッとした着こなしにちょうどいい素肌感を出してくれるので、大人のヘルシーさを引き出すことができます。
私もコーデを決めるうえで、どこかにリラックス感を加えるのがここ最近のブーム♡
肌を隠しすぎず程よく抜け感を出して、おしゃれな雰囲気を格上げしましょう。
抜け感のメリット2.親しみやすい印象に
ジャケットにテーパードパンツを合わせてヒールを履いたようなファッションって、かっこいいけれど何だか隙が無く近寄りがたいですよね……。
ビジネスシーンでは大切かもしれませんが、デートや出会いの場でそんなファッションをしていると相手から話しかけづらいと思われてしまうかも。
一方、抜け感のあるコーデは親しみやすい雰囲気が漂います♡
程よい抜け感はカジュアルなイメージを引き立ててくれるので、ちょうどいい隙を作ってくれるんです!
第一印象から話しかけやすいと思われたいときは、ぜひ抜け感のある着こなしを意識してみてください。
抜け感のメリット3.柔らかく女性らしさが漂う
親しみやすい雰囲気を作ってくれる抜け感は、パリッとしたコンサバコーデやキレイめなスタイルに女性らしさを引き出してくれます。
きっちりとキメすぎると、女性らしさというよりも品の良さや隙のないきちんと感が強い印象に。
程よい抜け感を作って、柔らかく親しみやすいフェミニンな雰囲気を醸し出しちゃいましょう♪
よく間違えられることも多いこなれ感との違い

抜け感と間違われることが多いファッション用語といえば「こなれ感」。
どちらもよく使われる言葉ですが、実はこの2つの用語の意味や違いを正しく理解している人って意外と少ないのではないでしょうか?
こなれ感とは、コーデにひと癖加えて自分らしくおしゃれな着こなしを叶えるテクニックのこと。
コーデを着崩すという意味を持つ抜け感とは、全然違うファッション用語なんです!
こなれ感は技を加えることで、抜け感は着崩したりあえてハズしたりすることだと覚えておくと◎
しっかりと正しい意味を理解して、自分のコーデをどんどん格上げしていきましょう。
抜け感をおしゃれに出す方法

抜け感って簡単に言うけれど、そもそもおしゃれにどうやって抜け感を作ればいいかわからないですよね。
実は、いくつかポイントを押さえておけば簡単に抜け感のあるおしゃれな着こなしを叶えることができるんです。
今回は、抜け感を出す方法について3つのポイントをレクチャーしていきましょう!
抜け感の出し方1.程よい肌見せ
抜け感を出す一番の近道は、程よい肌見せをすること!
いくら寒くても、頭の先からつま先までしっかりと布で覆ってしまうと、重たく野暮ったい印象に……。
ざっくりVネックラインでデコルテラインを見せたり、足の甲が見える靴を履いたりと素肌を少しでもいいので出して、しっかりと抜け感を演出しましょう。
ただし、露出度が高すぎる服装はいやらしく見えてしまう危険性もあるので、シーンや自分好みによって肌見せは調整してくださいね!
抜け感の出し方2.3首を出す
肌見せはわかったけれど、イマイチバランスの取り方がわからないという方は‟3首”にこだわってみませんか?
3首とは、首・手首・足首の総称のことで、この3首の内2つ以上肌見せすることでバランス良く抜け感を出すことができます。
例えばシャツは袖をまくって手首を見せたら、第1ボタンだけでも開けて首やデコルテラインをチラリと見せましょう。
これだけでも抜け感は抜群ですが、さらにアンクル丈のテーパードパンツやパンプスを合わせて足首を出せば、こなれた大人の雰囲気がコーデを格上げしてくれます。
抜け感の出し方3.透け感のある素材を使う
どうしても肌見せのバランスを取るのが苦手だという方は、シースルー素材のアイテムを取り入れるのが◎
トレンドアイテムの1つでもあるので、シースルーシャツはもちろんボトムスや小物にも透け感のあるアイテムがたくさん登場しているんです。
定番のデニムにシースルーシャツを合わせるだけで、上半身に程よい抜け感を漂わせることができます。
シースルーアイテムを使えば簡単に抜け感のある着こなしが叶うので、ぜひチェックしてみてくださいね♪
抜け感を自分のものにしていつものコーデを格上げしよう

抜け感はよく聞く言葉だけれど、意外と本当の意味を知らなかったという人も多いはず。
正しい意味を知ることで、より自分のコーデにも取り入れやすくなります。
また、抜け感はポイントを押さえれば誰でも簡単に取り入れることが可能♡
ぜひ今回ご紹介したポイントを参考にして、抜け感のあるおしゃれコーデを作ってみてください。