ファッションブログ GALLERIA 代表の さりの(@chuuuuuman)です。

弥生美術館でやっていた「アンティーク着物万華鏡 ―大正~昭和の乙女に学ぶ着こなし―」という展示を見てきたんですが……。

和洋折衷な雰囲気やモダンなファッションが好きな方は、絶対に気に入る素敵な内容だと思ったんです。

この記事ではその様子をレポートします!

 

※当展示は2019年7月5日~9月29日まで行っています。

※館内は撮影禁止の場所も多かったので可能な場所の写真と、発行されていた書籍の画像でお伝えします!

 

弥生美術館のアンティーク着物万華鏡 ―大正~昭和の乙女に学ぶ着こなし―

ということで、行ってきたのは根津にある弥生美術館。

地下鉄千代田線沿いにある根津駅は古本屋さんが多く、見るからに賢さが漂う街。

弥生美術館はそんな根津駅から歩いて10分くらい。見るからにレトロなたたずまいの美術館です。

 

大正時代の和洋折衷な着物姿って可愛い

今回の展示のメインは大正時代の着物達。

その辺りって鎖国が終わって西洋の文化がミックスされ始める、着物カルチャーの中で最も和洋折衷な時代だと思うんです。

というのも、この時代はまだまだ和服が普段着。洋服を着る人もいるはいるけど、すごく自由でイマドキってイメージだったんです。

(今はどっちかっていうと逆。普段は洋服でお祭りや結婚式で和装する……って方が多いんじゃないでしょうか?)

だから、今でいう着物警察が見たら発狂するかもしれないような自由で可愛い着こなしがいっぱい。

 

例えばあえて裾を短く、襦袢をあわせない涼し気なスタイリングとか。

これが当時の女性に大人気の雑誌に掲載されていたそう。

 

他にも素敵な女性画と、それを再現したスタイリングが飾られていました。

写真撮影が不可だったのがすごく残念でしたが、見てると「めちゃくちゃ和服って楽しいじゃん……!」って気持ちになれて行ってよかったです。

 

親子三代にわたって着物を着る展示

例えば 親子三代にわたって着物を着る って展示は印象深かった!

実在する鮮やかなブルーの1着を20代、40代、60代の女性が着こなすというものです。

 

着物って他の洋服とかに比べて面積が広いですよね。

だから、帯とか半襟でコーディネートできると知ってはいるものの、なんとなく同じ印象になってしまいそうだなって思っていたんです。

むしろ着物ってどんどん若い世代に受け継ぐイメージが強くて。

 

どんな風になるのか見てみたら……めっちゃよかったんですよ。

どれだけ大切にしたとしてもやっぱり洋服は消耗品だと思うし、ファッションって流行り廃りがあるじゃないですか。(着物もそうだと思う)

でもさ、すごく素敵じゃないです?!

時を超えて着れる服 ―― ロマンの塊だと思いました。

 

とくに面白かった「文学から見るアンティーク着物の世界」

さらに面白かったのが 文学から見るアンティーク着物の世界 という展示です。

展示のテーマである大正~昭和という時代は、和洋折衷なファッション文化とともに様々な小説家が活躍した時でもあります。

 

ケータイゲームや電気書籍なんてまったくない時代ですもんね。雑誌に掲載される小説家たちが大人気になるのも納得です。

左の絵も展示されていたのですが、こんな風に雑誌を囲んで読んでいたのかと思うとほっこりします。

 

また、読んでいて楽しい小説はたくさんあるものですが、個人的には独特な文化が使われているものってすごく面白いと思うんです。

(欧米人なら笑っちゃうアメリカンジョーク、マーベル作品を全話見た人だけが笑える小ネタ……みたいな、特定カテゴリーの人がすごくワクワクするやつ!)

 

で、大正~昭和って日本そのものが激動していた時代ですよね。

だからこそ面白いくらい

  • 洋装の女性=ハイカラ、現代的、社交的、元気ハツラツ、セクシーでイイ女
  • 和装の女性=淑女、古き良き、身持ちの硬い、夫を立てるいい妻

みたいなキャラ付けが反映されているんです。

この感じって和装が普段着ではなくない現代人の自分でも、なんとなく「あ~、わかるわかる……」ってなっちゃいまして。

 

さらに、今回の展示ではとくに人気だった作家の代表作の一説を公開。登場人物のファッションを再現していたんです。

もうこの展示部分だけで時間を忘れそうでした!

単純に代表作の一説が面白すぎたし、コーディネートも「わかる……、絶対に〇〇はこういう原色系が好き。わかる……!」ってなるものばかりで、すごく楽しかったです。

 

アンティーク着物万華鏡展は7月5日~9月29日まで!行けない方は書籍もおすすめ

アンティーク着物万華鏡展は2019年7月5日~9月29日まで行われています。

「面白そう……!」って思った方は行ってみてもいいかもしれません。

ただ、悲しいことに展示内容はほぼ写真撮影不可でした。

写真撮影できる部分もあって、それはそれで素敵でしたけどね。

 

なので「形に残る形で見たい」という方は、こちらの書籍購入の方が満足度が高いかもしれません。

こちらの書籍は展示内容をより詳しくしたもので、読み物としても面白いですし、カラー写真も豊富でした。

 

私は弥生美術館の物販コーナーで購入したのですが、Amazonでも取り扱われていました。

kindle版も出ているので、興味のある方は読んでみてくださいね。

 

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中馬 さりの

GALLERIA EDITOR
1992年、東京生まれ。文化女子大学にて服装学部にてファッションビジネスを専攻しながら、アパレル販売員とハイブランドの査定スタッフを経験。 卒業後はアパレルメーカーで広報を担当。2016年からフリーライターとして執筆業を開始。多数のメディアへ寄稿をする。 いまは大阪と東京の二拠点生活を満喫中。好きなものは夜ふかしと旅とお洋服。