レディースファッションブログGALLERIA(ガレリア)代表の 中馬さりの(@chuuuuuman)です。
突然ですが秋冬のレディースファッションってすっごく可愛いと思うんです。もこもこフワフワしている女の子って最高じゃないですか!?
だがしかし! 着太りする季節でもある と思うんです。
綺麗な体型というわけでもない私は服飾大学生の頃から「いかにして着痩せするか」「どうやって着太りを解消するか」と研究し続けました。
(何でも好きに着れるモデル体型ならよかったんですけどね)
今回の記事ではその模索中に見つけた 着太りを解消する具体的な解決策 を紹介します。私と同じように悩む方の参考に少しでもなれば幸いです
着太りを解消する3つの具体的な解決策
ということで、さっそくご紹介していく 着太りを解消する具体的な解決策は以下の3通りです。
- 3つの細見えポイント(手首・足首・鎖骨)をだす
- インナーのボリュームをおさえる
- 心理テクニックを活用する
ひとつひとつご紹介していきましょう!
1.3つの細見えポイント(手首・足首・鎖骨)をだす
まず1点目は 3つの細見えポイント(手首・足首・鎖骨)をだす ことです。
かなり単純な方法なので意識している方も多いとは思うんですが、やっぱりこれをしているかいないかで全然違いますもんね。
レディースの体型として手首・足首・鎖骨は細さが際立つポイントです。だからこそ、ほかの部分はモコモコしていてもこの3つのうち2つでも露出すれば女性らしいファッションにまとまります。
前にお仕事をご一緒したスタイリストさんも、この3つのどこか2つは露出することで一気に雰囲気が変わると言っていました。
2.インナーのボリュームをおさえる
2点目は インナーのボリュームをおさえる ことです。
寒くなればなるほどどうしても中に着込んで暖をとる必要があります。そのインナーですが、厚み=暖かさってわけでもないんですよね。
例えば、UNIQLOがだしているヒートシリーズはペラペラなのに保温性が優れているため着太りせずに暖がとれます。
私は冬の間はよくコルセットを愛用しています。コルセットを使うと衣類を(お肉と一緒に)キュッと締め上げてくれるのですごく体型が綺麗に見えます……!
素材としては特別暖かいものでもないんですけど、キャミソールとコルセットを着ているだけでも体感温度はかなり変わりますしむしろ着痩せ効果がでます……!
3.心理テクニックを活用する
3点目は 心理テクニックを活用する ことです。
この心理テクニックの話を大学で学問として習ったときは「同じように着太り解消方法を模索した人達がいたんだ……!」と感動しました。
無意識に活用している方もいるかもなのですが、この内容については色々な心理テクニックがあるので次の見出しで詳しくお話させてください!
着太り解消に役立つ4つの心理テクニック

ではでは、着太り解消に役立つ4つの心理テクニック を紹介します!
紹介したいのは以下の4つです。
- ミュラー・リヤー錯視
- バイカラー錯視
- エビングハウス錯視
- アモーダル補完
順番に話していきます!
1.ミュラー・リヤー錯視
まず1つめは ミュラー・リヤー錯視(さくし) です。
ドイツの社会学者 心理学者 ミュラー・リヤーが発表した、同じ長さの線分の両端に内向きの矢羽を付けると長く、外向きの矢羽を付けると短く見えるという視覚効果です。
これをうまく取り入れたブーツは「細見え効果あり」と売り出していたりします。他にもVネックのニットやマフラーの結び方などで取り入れることもできますね。
着痩せしたいときは内向きの矢羽、もしくは外向きの矢羽を意識して動きをだす ようにしましょう。
2.バイカラー錯視
2つめは バイカラー錯視 です。
バイカラーというのは色の違いがはっきりとした2つの色を使った配色のこと。ツートンと言ってもいいですね。
このバイカラーですが、どんなふうに色を分けるかで以下のような効果があります。
上下を水平に分断する | 実物より太めに見える |
縦ラインをつくるように分断する | 縦の長さが強調され実物より細く見える |
なので 着痩せしたいときはバイカラーなら縦ラインをつくる。
どうしても上下を水平に分断する組み合わせになるときは、上下のどちらかを柄ものにしてバイカラー感を薄めるのをおすすめ します!
3.エビングハウス錯視
3つめは エビングハウス錯視。ドイツの心理学者エビングハウスが発表した視覚効果ですね。
これは同じ大きさの2つの円の周囲を、大きな円で囲んだ場合と小さな円で囲んだ場合では、前者の方がより小さく見えるという効果です。
これを効果的に使って細くみせる場合は、体の中でもより細く、小さく見せたいものの周りにボリューム感のあるものを合わせます。
例えば、顔を小さく見せたい場合はボリューム感のでる巻き方でマフラーを合わせたり、大きめのファーがついたアウターを選びます。
4.アモーダル補完
4つめは アモーダル補完 です。
アモーダル補完は脊椎動物全般がもっている視覚機能。対象物の一部が隠れて見えないとき、欠けた部分を脳内で補完して全体を想像する能力のことです。
……なんていうと難しく聞こえますが、ようは身体の中で相対的に細い部分は優先的にだしたほうが綺麗に見える って法則です。
例えば、誰しも肩幅ってある程度の幅はあると思うです。たぶんその下に肩幅より下にヒップやウエスト、腕などどこかしら細い部分があるって方が多いとと思うんです。
だからこそ、見えていない部分にある細いところをどうにか強調していきましょう!
例えば肩幅からストンと下に落ちるデザインのワンピースを着る場合、どこも出さないと実物より太目にイメージされてしまう可能性が高いからです。
細い強調する方法としては以下のようなものがおすすめです。
ウエスト | ベルトでのウエストマーク、コルセット |
手首 | 腕まくり、ブレスレット、華奢な時計 |
鎖骨・首 | Vネックのデザイン、シャツの第一ボタンを開ける |
足首 | 加圧効果のあるタイツなどの着用、アンクレット、ロールアップ |
何か1つ、やりやすいものだけでいいので試してみてください!
なぜ着太りしてしまうの?着太りする原因は?
ここまで私が試行錯誤して結論付けた&大学などで学んだ着太りを解消する方法をまとめました。
そもそも、着太りする原因は自分の実際のサイズより太く見えてしまうから です。
だからこそ 服でカバーしなくても大丈夫で細い部分はできるかぎり露出することで着太りは解消できる んですよね。
(ファッション雑誌だとよく「抜け感をつくる」なんて表現がされていますね)
今回お話したのはその露出のより効果的なやり方です。どこもかしこも露出するってなったら寒いし、辛いですもんね。
おしゃれは圧倒的に楽しむものだし、ファッションは自分の生活をより豊かにしてくれるものです!
この記事が少しでも服を楽しむサポートになれば幸いです