ファッションコラム

「どうせ私なんか」とウジウジする、根暗なわたしを変えてくれたのが服でした

当メディア GALLERIA(ガレリア)を運営している 中馬さりの(ちゅうまんさりの)です。

1992年・東京生まれのファッションライター。

文化女子大学服装学部にてファッションビジネスを専攻しながら、アパレル販売員を経験。卒業後はアパレルメーカーで広報を担当しました。

2016年からフリーライターとして執筆業を開始。いろいろなメディアへ寄稿しつつ、このサイトを運営しながら大阪と東京の二拠点生活をしています。

 

……っていうと、根っからの服好きで、まるで華やかそう(笑)

でも、もともとのわたしは超地味で根暗そのもの。とにかく内気で、コンプレックスの塊みたいな子でした。

 

幼少期の思い出はあまりいいものがありません……。

でも、そんな地味で根暗なわたしを変えてくれたのが服でした。

もっといえばコンプレックスの塊なわたしでさえ楽しめるくらい、実はファッションって簡単に挑戦できるんです。

「どうせ私なんかがおしゃれしても」

「お金があったり美人だったりしないと服は楽しくないでしょ」

「好きな服を着てると笑われるもん……」

なんて、昔の私のように感じている方がいたら目をさましてと大声で伝えたい!

今回はわたしの自己紹介がてら、そんな話をさせてください。

とにかく地味で内気な小・中学生時代

わたしが生まれたのは東京都ではあるものの、西東京市といわれる山奥でした。

お洒落な都会、渋谷や原宿、池袋にでるには1時間以上、電車を乗り継がなくてはいけません。

 

なので、当時のわたしの服といえば母やおばあちゃんがイトーヨーカドーで買ってきてくれたボーイッシュなものばかり。

デニムパンツとグレーの無地パーカーしか着ていませんでした。

堅実な両親だったので、弟のおさがりにもなる……そんな考えもあったんだと思います。

本当は可愛いものが好き。でも言えなかった

でもね、実はわたし、可愛いものが好きなんです。

色でいえばホワイトやグレー、ピンクなどのTHE女の子ってラインナップが大好きなんです。

 

でも、内気なわたしは両親にそれがどうしても言えませんでした。

「可愛い服が着たいと言って笑われたらどうしよう」

「無駄遣いだって言われちゃうかな」

「そもそも地味なわたしに似合うわけがない」

そんな風にグルグル考えては、モノトーンとパンツばかりの地味なクローゼットにどんよりとしていました。

自分が好きなイメージを両親にどう伝えたらいいのかわからなかったのもあります。

「なんとなく可愛いな」「なんとなく素敵だな」

そんな風に思うテイストこそあれど、どんなアイテムが欲しいのか、どこに買い物に行けばいいのか、相談する発想もコミュ力もなかったんです。

小学校の頃はスカートを着こなす同級生を、中学生のときは可愛い制服アレンジをするクラスメイトを「羨ましい」「可愛いなあ」と思っていました。

(いやまじで話しかけろコミュ障……!)

「服が好き」と気づいたきっかけは友達が貸してくれたセブンティーン

そんなわたしが勇気をだすきっかけになったのは、中学の友達が貸してくれた雑誌セブンティーンでした。

それまで雑誌をまったく読んだことがなかったわたしは、こんな可愛い空間が世界にあるのかと震えました(笑)

 

雑誌って無知の状態で見ると本当に衝撃なんですよ!

めちゃくちゃ可愛いモデルさんと、たくさんの素敵な洋服たち。

雑誌には髪型のアレンジ方法からメイクの手順、可愛いお店がどこにあるかまで書いてあって。

 

「わたしもこんな風、可愛い恰好をして自信たっぷりに町を歩きたい」

「もし自分がこんなに可愛かったら人生かわるはず」

そんな風に思いました。

想いを秘めてアルバイトをしては自分を変える日々に

高校進学した直後、わたしはアルバイトをしはじめました。

理由は自分のお金で服を買うため。

学校は制服だったので着れるのは放課後か土日のわずかな時間しかありません。

それでも、好きな色の服を着て、ヒールをはいて、美容室に行ったあとは心が踊ってしかたがありませんでした。

 

わたしはどんどん服やメイク、スキンケアにのめりこみました。

地味な顔立ちの自分をどこまで華やかに可愛くできるのか、試行錯誤の繰り返しでした。

 

ときには高校デビューだろとかケバすぎると言われたり、自分でも失敗だと思うイメチェンもありました。

でも、悪い状態を知れば知るほど上手くいった状態のありがたみもわかるし、自信がついていきました。

次第にまわりにも褒めてもらえるようになり、服好きの友達がまわりに集まるようになりました。

それまで地味で黒子のような人生を歩んでいた自分にとって、考えられないくらい嬉しいことでした。

4年間の大学生活をささげるならファッションだ

大学進学を決めるタイミングで、わたしは4年間の大学生活をささげるならファッションだと決意しました。

試行錯誤のなかで、人がすてきだと感じる配色やシルエットの法則や、服飾史の面白さにふれて、もっともっと勉強したいと思ったのが理由。

自分の体で服装・ファッションに特化した心理学(被服心理学)の効果を実感したのも大きいです。

大学では四六時中ファッションのことを考え、服好きのセンスの塊みたいな友人達と楽しくすごしました。

 

もし中学のときに雑誌を読まなかったら。

もし高校のときにアルバイトをしてでも自分磨きをしなかったら。

今の自分のように好きなものを好きといえていなかったかもしれない。

同じ好きなものをもつ仲間と出会えなかったかもしれないと思います。

「可愛い服が着たいと言って笑われたらどうしよう」

「服にお金をかけるなんて無駄遣いかもしれない」

「そもそも地味なわたしに似合うわけがない」

 

わかります、その不安な気持ち。

でも、可愛い服が着たいなら似合う組み合わせを学べばいいんです。

プチプラアイテムで十分おしゃれはできます。

あなたらしく今の人生を楽しめるファッションが絶対にあります!

ぜひあなたもあなたらしいファッションを一緒に楽しみましょう。

 最速で「おしゃれ」になるレディースファッションの4ステップ

最後まで読んでくださりありがとうございました!

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

もしかしたら夢が崩れてしまったかも……?

いや、地味で根暗な過去のわたしがあってこその今ですから、それはそれでしょうがない!

 

ちなみに、大学卒業後はアパレルメーカーに勤務。

はじめは営業事務、その後、経理や広報を担当しました。

 

なのですが……

そのなかで「ビジネスとして服を売ること」と「自分の服が好きでおしゃれの楽しさを伝えたいという想い」のギャップを感じるようになりました。

そのときの気持ちは以下の記事で語っています。

アパレルメーカーを退職したわたしがファッションWebメディアをやる理由(comingsoon)

 

わたしにとって服は、自分の「好き」や「世界観」を発信するものであり、同じファッション好きの仲間とつながる楽しいものです。

数字をあげて認められたり、無理やりオススメして買ってもらうものではなかったんです。

またファッションと同じくらい、文章を書くことが大好きでした。

 

今は、フリーライターとして色んなメディアに寄稿させていただきつつ、当メディアGALLERIAの運営をしています。

GALLERIAはファッションが大好きという人がひとりでも増える&つながりますように――そんな想いをこめて、2018年4月1日にローンチしました。

自分らしい服を着ることや好きなもので仲間とつながることって、本当に楽しくて素敵なこと。

ぜひあなたも一緒にファッションを楽しんでみませんか?

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ABOUT ME
中馬 さりの
1992年、東京生まれ。旅する物書き。プロモーション用小説の執筆、旅行雑誌への寄稿、編集プロダクションLILYPRODUCTSの代表、Webサイト運営などで生きています。小説はnoteで、旅暮らしの様子はYouTubeで発信中。